カメラのスタビライザーの撮影サポート機能
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スタビライザーの本来の機能はぶれを補正することですが、現在発売されている商品の中には、補正機能以外の撮影サポート機能を備えたものがたくさんあります。特に電動式のものは多機能なタイプが増えています。180℃、360℃のパノラマ機能やスローモーション機能など、本格的な撮影機能を備えたものまであります。フォーカス機能やズーム機能を使って、フォーカスの変更を行うこともできます。
撮影の途中に機能を切り替えたいとき、簡単な操作ですぐに切り替えを行える商品もあります。ワンタッチで直感的な操作ができると、撮影の楽しさにつながります。また、これらの機能を使いこなせば手持ちのカメラの可能性が広がるでしょう。生活防水機能付きのものを選べば、雨の日やプールサイドでの撮影もできます。

スタビライザーが内蔵されたカメラもある

スタビライザーの機能が本体内部にもともと備わっているカメラもあります。まだ手持ちがなく、手ぶれ補正機能が欲しい場合は、スタビライザー内蔵の商品を購入するのも良いでしょう。軽量かつ小型の内蔵タイプも各メーカーから発売されています。もっとも小型のものでは服のポケットにも収まるサイズで、スマートフォンに接続すればモニターとして利用できるほか、細かな設定や動画の編集が簡単に行えます。被写体をタップすると自動的に被写体を追いかける機能など、機能面でも充実しています。
カメラやスマートフォンを取り付けなければ撮影ができないタイプを違って、電源を入れたらすぐに使える手軽さから、人気の商品となっています。スマートフォンに装着した際は、落下防止のため両手で撮影するのがよいでしょう。

スタビライザー付きカメラの画質

小型のものでも4K撮影ができるなど、画質が向上しています。さらに、暗所での高画質撮影を実現するノイズコントロール機能や、人を撮影する際に役立つ瞳オートフォーカス機能や肌のしわやくすみを抑える美肌機能を備えているなど、優秀な商品が数多くあります。性能で選んで、美しい写真や動画を楽しむのも良いでしょう。
スタビライザーやジンバル機能を備えたドローンもすでに販売されています。カメラの性能は1,200万画素程度が一般的で、十分にきれいな動画が撮影できるでしょう。ドローンは空を飛ぶため、どうしても風やモーターの振動の影響を受けます。ドローン撮影にはこれらの影響を軽減してくれる機能が特に必要でしょう。

小型化するカメラのスタビライザー
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スタビライザーは、小型化が進んでいます。小型化することで持ち運びがしやすく、旅行に持って行ったり、スポーツやアウトドアシーンに活用したりと気軽に使いやすくなっています。超小型の商品では、コンパクトデジタルカメラやGoPro用の手のひらに握れるほどの小箱のようなものや、スマートフォン用の小さく細長いものなど、形状はメーカーによって様々ですが、携帯しやすい商品がたくさん発売されています。
大きなスタビライザーは重量もあり、長時間の撮影では疲れやすくなります。しかし、小型のものなら軽量で、40グラムを切るような商品もあるため、力の弱い女性や子どもでも扱いやすくなります。機械ですので、もちろん地面に落としたり衝撃が与えられたりすると故障につながります。小型で気軽といっても、取り扱いは丁寧に行いましょう。

スマートフォン用スタビライザーの選び方のポイント

スマートフォン用のスタビライザーを選ぶ際にも、一眼レフやコンパクトデジタルカメラ用などの場合と同じように、補正の方法は電動式か手動式か、また補正の方式は1軸、2軸、3軸のどれかというポイントに注目します。電動式は充電が必要になるため、モバイルバッテリーで充電できる商品を選ぶのがよいでしょう。一度の充電で10時間以上も撮影できる商品もあります。
購入費用を抑えたいなら手動式で1軸方式のものを選ぶことになりますし、使いやすさを重視するなら操作が簡単な電動式で安定感のある3軸方式のものを選ぶことになるでしょう。電動式の3軸方式の商品が一般的になってきていますが、使いたいシーンに必要な機能を備えているか、自分が操作しやすいかどうかをよく考えて選んでみてください。

手持ちのスマートフォンや自分の好みに合った商品を選ぶこと

スタビライザーを購入する前に、現在使っているスマートフォンにぴったりと装着できるかどうかを必ず確認してください。幅や厚みなどのサイズが不一致のものを無理に装着すると、撮影中に落下して故障につながることがあります。
また、グリップを握った感触が自分の好みに合うかどうかも大切です。グリップの形状はまっすぐのタイプと曲がったタイプがあります。グリップの形状のバランスは個人の好みが分かれるポイントです。全体の重量は軽く、自分の手の形に合っている商品が理想的です。お店に足を運び、実際に商品を手で持ってみたときのフィーリングで選んでよいでしょう。

自転車のブレをカメラのスタビライザーで補正
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自転車をこぎながら動画を撮影すると、上下左右に画面が揺れてきれいな動画を撮ることは難しいものです。自転車の揺れでぶれた動画はとても見づらいですが、スタビライザーを使えば補正されてスムーズで見やすい動画撮影が可能になります。
自転車乗車時に使う方法はいくつかあります。まず、自転車のハンドルに取り付けられるようになる別売りのマウントが市販されていますので、そちらを使う方法です。必ず自分が使っているスタビライザーに取り付け可能な商品かどうかを確認して購入しましょう。
ウェアラブルになるタイプを使う方法もあります。両肩にかけるショルダーベルトでカメラを固定するもので、両手が空くため自転車にも問題なく乗れます。また、ショルダーベルトも自転車用のマウントも両方付いているスマートフォン用の商品も発売されています。

スタビライザーの方式の種類

スタビライザーには、補正をする方向によって1軸、2軸、3軸の3種類があります。方式の違いは商品を選ぶ際の基準のひとつになります。
1軸方式は、回転方向のみを補正するものです。シンプルな構造のため、小型な商品が多いです。2軸方式は、回転方向と垂直方向の2方向を補正します。以前は3軸方式に対応できる商品がそれほどなかったため、2軸方式が主流でした。3軸方式は、回転方向、垂直方向に加えて水平方向も補正します。激しい揺れにも細かく対応できるので、手持ちでの撮影でも効果を発揮します。現在ではこの3軸方式が主流になっています。
自転車に適している方式は、3軸方式でしょう。まっすぐな道を走る際には特に適しています。ただし、山道やカーブが多い道など、水平方向の補正が多く必要な道を走る際は、補正のタイムラグが生じるため不自然な動画になりがちです。その場合は、水平方向の補正をオフにして撮影するとよいでしょう。

かわいいペットの写真や動画も手ぶれなく撮影

スタビライザーは、動き回るペットの撮影にも有効です。写真や室内での手持ち動画撮影はもちろん、散歩をさせながら散歩中の様子をスムーズな動画に収めることが可能になります。例えばスマートフォンに元々入っているカメラアプリでは、飼い主もペットも動いているような状況ではカクカクとした不自然な動画になりがちですが、スタビライザーと専用のアプリを使えば滑らかに動きを撮影できます。
さらに、激しい動きをするスポーツの撮影や、電車や自動車など乗り物に乗りながらの撮影もスムーズになります。ウェアラブルになる商品なら、登山やスキー、スノーボードを楽しみながら自分の見ている景色を滑らかな動画として残すこともできます。使い方次第で写真、動画撮影の可能性が広がるスタビライザーを、ぜひ手に入れてみてください。

ストリーミング配信にカメラのスタビライザーを活用しよう
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最近ストリーミング配信という言葉を耳にすることが増えてきましたが、ストリーミング配信とは何か、またダウンロードとの違いはあるのかといった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。インターネットに接続したままでデータを再生できる方法をストリーミングと言います。映像や音声などのデータを端末に入れてから再生するダウンロードとは違い、ネット環境さえあればすぐに再生できて、端末の容量を気にしなくても良いのが特長です。
動画のストリーミング配信サービスも複数存在します。ライブ配信が行えるサービスを通して、自分で撮影した動画を配信して収益を得る人も多くいます。人気の高まりとともに利用者が増えてきているため、カメラにスタビライザーを取り付けて画質を向上させ、より質の良い動画を作ってファンを獲得しようとする人もいます。

ストリーミング配信の動画撮影でも使用されるジンバルとは

撮影の際、手ぶれが気になる人にはジンバルを使用することをおすすめします。ジンバルとは、カメラを取り付けて使用する回転式の台です。片手でつかめる1本のグリップの上にカメラを固定させることで、滑らかな動画を撮影できます。
ジンバルはスタビライザーと違って、手ぶれを調整するためのおもりがありません。そのため、おもりの重量を調整する必要がないだけでなく、おもりがない分本体が軽量になり持ち運びが楽です。ただし、スタビライザーよりもジンバルの方が値段が高い傾向があります。
ジンバルにも手ぶれ補正機能は付いています。おもりがない代わりに、ブレシレスモーターというモーターで手ぶれを補正してくれます。ブレシレスモーターは作動音が静かで、動画撮影に影響を及ぼしません。

便利なスマートフォン専用ジンバルもある

動画の撮影をスマートフォンに内蔵されたカメラで行う人も多いでしょう。その場合は、スマートフォン専用のジンバルも市販されていますのでそちらを活用してみてください。スマートフォン専用のものの中には、もともと伸縮するロッドが付いているので自撮りや高所での撮影に必要な延長ロッドを別で取り付けなくても良い商品や、撮影した動画を簡単な操作で編集できて、SNSにその場で共有することができる商品などがあります。
おもりの操作が不要なジンバルは、スタビライザーよりも初心者にはとっつきやすいでしょう。ただ、自分で傾きのバランスを調整したい場合や、費用を抑えたい場合などはスタビライザーをおすすめします。